声優のよくある話

◆ 声で演技する時はオーバーに

声優は、声のみを使って芝居をするので、マイクの前で収録する際はやや大げさに芝居します。
収録では、身振り手振りは出来ますが、台本を片手にし、マイクの前に立って収録しているので体を動かして感情をこめることは困難です。
なので、声で芝居をすると自然と大げさな表現になるのです。

◆ 舞台経験がモノを言う

ベテラン声優がよく提唱しているのは、舞台経験を積んでおくことです。
舞台で芝居する場合、収録の時のようにごまかしが効きません。
舞台での演技経験は、プレッシャーに打ち勝つ力と失敗した時の柔軟なアドリブ力が鍛えられるので、演技者としての自信がつきます。

◆ 特徴的な声だけでは通用しない

声優を目指す人の中には、いわゆるアニメ声が出せるので声優を目指すという人が少なくありませんが、それだけではプロの声優としてやっていけません。
あくまでも、基礎となるのは演技力です。
芝居が出来なければオーディションを合格することも難しいので、演技力を重要視するようにしてください。