声優デビューを目指すのなら録音しよう

声優としてどの程度実力がついているのかということは、自分の声を録音して聴くことで、知ることができます。

歌イラスト

普段の生活の中で自分が発している声は、自分の耳と他人の耳では、違った音で聴こえています。

自分では声が気に入らなくても、他人の耳からすれば、「いい声」ともてはやされるというギャップを思い浮かべてみれば納得なのではないでしょうか?

なので、まずはじめに自分の声が、他人からどのように聞こえているのかを知ることが、声優としてデビューする近道です。

自分の実力を試してみるという意味でも、自分の声を知るという意味でも、録音という方法をとってみましょう。

録音の方法として、レコーディングスタジオに行く必要はありません。

静かな場所を選んで、自分が一番気に入っている小説やアニメの脚本を朗読し、それを録音して聴くだけで良いのです。

自分の声を聞くことは恥ずかしくて、さらに大根演技であれば聴くことに抵抗があるかもしれません。

しかし、どんなプロも最初は下手で自分の声を聴くことが恥ずかしかったのですが、それを乗り換えてプロになっているので、恥を恐れずに思い切ってやってみましょう。

実際に録音したら、自分の声を客観的に聴いて、良い点や悪い点、そして印象に残ったところをリストアップしてください。

どうしても自分の声を客観的に聴くことができないという人は、夢を応援してくれる親友や両親などに聴いてもらうのもいいでしょう。

自分の良い点や悪い点などをリストアップしたら、次は自分の実力を試すという意味で、プロの声と比べることをオススメします。

自分の声とプロの声を聴き比べれば、自分とプロの差やプロならではの技術に気付くと思います。

気が付いたプロとの差をどうやって埋めればよいのか、気が付いたプロの技術はどのように活かしていけばよいのか、などを考えて、自分なりの結論を出しましょう。

しかし、プロの声を聴き比べる際に注意点があります。

それは、プロである声優の選び方です。

実際にプロの声優としてデビューしているとはいえ、アイドル声優も数多く誕生している時代なので、全員プロならではの技術が備わっているわけではありません。

そういうプロを選んでしまうと、おかしな特徴をプロの技術と勘違いしてしまい、声優としてのデビューは遠のいてしまうでしょう。

なので、プロの声優を選ぶ基準は、自分が見た作品の中で特に、感動したことのあるキャラクターの声優を選んでください。

いかにアニメで人を感動させることが難しいのか、よくわかると思います。

プロと自分の差を知ること、これこそが声優デビューへの近道なので、コツコツと頑張りましょう。

声優専門の学校ってどんな雰囲気なんだろう?