最近「イケボ」という言葉がネットで普通に使われていますね。この言葉は昔の人の感覚ならば生まれなかった言葉でしょう。これこそ声優というものがごく一般的に浸透してきたことで生まれた概念です。
声優というのはアニメや映画の吹き替えなど動きのある映像に声を合わせて演じることが「声優」と言えますが、声優と言えど技術が高いだけでは売れませんよね。声にはその声優の魂(人柄)が入って、初めてその声優である意味が生まれてくると思います。ここで大事なのはいくら声優学校で技術が身についていい声を出せるようになっても、声にその人自身が入って、かつ良さを際だたせることが出来なければ仕事として一人前になれないということです。現在数ある声優たちの中に新人はどれだけ必要だと思いますか? 最近アニメの数も莫大に増えて声優のニーズは確かに増してきていますが、安定してやっている人、売れる人はごく限られています。あなたは声優が「できる」だけで満足ですか? 声優として「働く」ことが目標ですか? 学校や卒業後プロを目指す方も、自分でなければならない、という声優としての立場を目指していきましょう。